皆様、こんにちは!
11月3日、4日と所属選手が出場する剣道の試合へ、トレーナー及び監督として帯同してきました。
久しぶりの帯同だったのですが、試合以上に気になったのがクールダウンをしないことです。
では、なぜクールダウンが必要なのか?
その最も重要な理由の一つは、「めまい」「貧血」「失神」を防ぐことになります。
激しい運動は交感神経を刺激し、心拍数と血圧を上昇させ、全身に血を巡らせるようになります。
ここで突然運動をやめると、副交感神経が優位になり、心拍数が急激に低下し、血液がカラダの末端(特に下半身)に溜まり、脳に血液を送ることが難しくなるのです。これが「めまい」「貧血」「失神」の原因となります。
特に、日頃から激しい運動を行っている方は、心拍数が上昇下降しやすく、また血管が多くの血液を保持できるようになっています。ここで血流が滞るとこのトラブルが起きやすくなるのです。
また、全身の血流維持により、疲労物質や老廃物の排出促進に効果があると考えられています。
クールダウンを行うことで、カラダは運動から休息状態への移行がスムーズに行えます。また、血行低下や脳への酸素不足が解消でき、疲労回復が促進されます。
このようにメリットは大きいので、ぜひおろそかにせず行うようにしてください。